水野 真梨子さんからのメッセージ
NPO法人アゴラ音楽クラブの広報理事であり,理事長の娘さんである水野 真梨子さんからのメッセージを転載させていただきます.
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皆さまにお願いがあります。
私はヴァイオリンに関わる仕事以外に、
「アゴラ音楽クラブ」というNPO法人の理事をしています。
主にダウン症、自閉症などのハンディキャップを持つ子どもたちが、
音楽を通してQOL(生活の質)を高め、
身体機能の改善、その他効果をいかに得られるかを、
奈良先端科学技術大学院大学、奈良女子大学、
そして病院や、多方面からのサポートを得て学術研究を行い、
世界に広く発信するために設立致しました。
私の母は、私が生まれる前から、知的障がいを持つ子どもにピアノを教えておりました。
知的障がいは、身体にも影響を及ぼし、
関節のコントロールや、
発語などに影響が出ます。
根気強く、何度も何度も寄り添って教える母と、
音楽を心から愛して、
動かしにくい手を一生懸命使い、
ひとつひとつの音を大事に奏でる彼らをずっとずっと見てきました。
彼らの活動を広げるために、
母はピアノに加えて、
自ら和太鼓を習い、
音楽療法士となり、
学術研究のために大学に入り博士号を取得しました。
始めはウンともスンとも言わなかった女の子が、
少しずつ一緒に歌い始め、声を出すことが出来るようになり、
伸びなかった関節が、太鼓のリズムや音楽に合わせる事で少しずつほぐれていく様子を、
いくつも目の当たりにしました。
そして何より、舞台でライトを浴びて、
「ぼく、輝いているでしょう!」
と言わんばかりに喜びを表現する彼らを、ずっと見てきました。
ですが、その効果は
「音楽って、パワーがあるよね」
「音楽で、変わるよね」「楽しいよね」
というような形でしか評価されず、主観的なもので終わってしまいます。
そこから一歩踏み出し、
確かな数値と結果を出し、
医療や様々な技術が日々発展するように、
音楽の療法的効果もさらに発展できるようフィードバックしようと考えました。
現在、NAIST・奈良先端科学技術大学院大学の柴田准教授と、船谷さん、
島津製作所さん等の協力を得て、
脳波の測定、関節の動きの測定、解析、
そのためのアルゴリズム開発などを行っています。
音楽活動が障がいを持った人たちの身体機能や脳にどういった効果をもたらすのか、
という学術研究は、世界的に見てもあまり活発で無いようです。
ぜひともこの活動を活発にしたいのです。
音楽が脳と身体に与える効果の研究は、
障害のある・なしに関わらず必ず役に立つと感じています。
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しかし活動には、多くの費用が発生します。
これまでは、何年もかけて、
少しずつ保護者と指導者で手作りのバチや、毛布で作った太鼓ケース、
練習用にタイヤを加工したりと、工夫してやってきました。
ピアノももちろんですが、
太鼓だけでも良いものは何十万もするし、
人数分そろえるだけでも大変です。
しかし更にこれから、
学術研究のための設備を整えるとなると、かかる費用、人件費ははかり知れません。
現在測定用に機材やKinectを貸して頂いていますが、
いつまでもその状態というわけにもいきません。
そして練習場所の確保、保管場所の確保もますます必要になります。
そこで、もしこの活動を応援頂けるという方がいらしたら、
寄付、賛助という形でのご支援を心からお願いしたいのです。
めざすは、
認定NPO法人となることです。
今年度、ひとり3,000円以上の寄付金で100名以上の方に御支援いただければ、
次年度より、国から認定を受ける事が出来ます。
そうなれば、
寄付して下さった方に対して、
・寄付金が税の控除対象となる
というメリットが生まれます。
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もし、この活動に御賛同頂けて、
寄付するよ、と言って下さる方がいらしたら、
わたしまでご連絡下さい。 または、下記のリンク先にて詳細をご確認下さい。
http://www.agora-mc.com/Introduction/membership.html
夏祭りなどでの和太鼓演奏依頼、講演依頼なども、
受け付けています。
研究には、「継続」と、そのための「人材育成」が不可欠です。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。
http://www.facebook.com/agoramusicclub
Facebookページも作りました、
活動を広く知ってもらうために、「いいね!」もしくは「Like!」して頂けると嬉しいです。
重ねて、宜しくお願い致します。
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なお,オリジナルは
http://mariko.agora-mc.com/agora.html
にあります.