オンとオフの境界

いよいよホワイトカラーエグゼンプション制度の導入が現実味を帯びてきた.
報道ステーションでの特集は興味深かった.そもそも米国からの導入プレッシャーに起因していることが文書で明白なようだ.今ひとつピンとこないが,米国企業の参入がしやすいように,ということらしい.またか,という感じでさらにがっかり.

ホワイトカラーエグゼンプションを導入済みの米国の現状を踏まえた,どこかの教授のコメントは興味深かった.「IT化のせいで,会社と自宅の境界がなくなってきた.オンとオフの境界が曖昧になり,過労死や過労自殺を誘引しやすくなるのではないか」ということだった.これは,ホワイトカラーエグゼンプションの話題と言わずとも,一般的に重要な問題だ.我々の仕事では,偉い先生方であっても自宅からメールで返事が来ることはとても一般的.まあ,情報処理技術に長けていなくても,携帯電話があればオフに入るのは誰しも難しい時代だ.

よりよいオンのために,オフに入る自己管理技術.現代人にはこれを真剣に考えにゃと思う.
私? うーん,ちょこっと散歩やジョギングするだけですねー.

蛇足:携帯中毒(常に自分の携帯が鳴っているような気がしてしまう人)の人は,一週間ぐらい携帯を持たなければ治るという噂を聞いたことがありますが,どうなんでしょう.